李典さんの謎・・・常々思う。

李典さんって、生没年は不詳なのに、没年は分かってるんですよね・・・？

でも、以前何か某サイトで三國無双と三国志の武将の生没年比較をまとめてたものがあったけど・・・。

何故か李典さんの亡くなった年齢が４３歳になってたけど。あれってなった。

李典さんって３６歳でなくなってたんじゃないっけ・・・？？
うちの記憶違い？

ちょっとここに私が調べるのに使う本が無いので調べられないですが（ネットは基本的に使わない）、確かそうだった記憶があるよ。

曹操様の旗揚げから仕えているということは、少なくとも１７５年頃には生まれてるってことになるので、それで３６歳を前提に換算すると没年は２１０年。どう考えても合わないですね。仮に２１５年の合肥の戦いの後その年のうちに亡くなっているとしても生年は１８０年ということになります。

しかし、曹操様の旗揚げからすでに兵を引き連れて仕官しているということは１９０年から曹操様に仕えていたということですね。

１０歳頃から一人前・・・ということもあるかもしれませんが、どこか無理がある気がします。現実的に・・・。

よっぽど李典さんが天才だったかなんかじゃないと難しい気がするのですが・・・。

李典さんの一番の謎はこの生没年に関わる話。一体どうなんでしょう・・・。抑々亡くなった年だけ分かってるってのも不思議な話しです。

李典さんのような例は当然稀なものですよね・・・。何故亡くなった年だけ分かって生没年が不詳なのか・・・。それから、生没年が不詳なのにゲームとかで生没年が明かされてる例は一体どこ情報なんだろうかとすごく気になってしまう。

やはり謎が多いです。だからこそ考える価値があるし調べる価値があるのかもしれませんが、知るためのルーツが少ないのがね・・・。さすがにもう１８００年程前の話ですし・・・。

でも一度でいいから見てみたいな、三国志の世界。そして曹操様に一目でもお会いできたならもう死んでも構わないと思います(笑)

さてさてこの件に関する真実は一体どうなんでしょうか・・・。

久しぶりに観たくなったりするドラマや映画とか・・・アニメとかってよくありませんか？

私はそこそこある方なんですけど、最近、ちょっとレッドクリフが観たいとか思い始めたんですよね・・・。でも、あれについてなんですが、自分の場合は史実に忠実って話を聞いていたんですけど・・・。

親が知らないうちにＤＶＤを買って来てて半分睡眠状態で観てましたんで内容とかは全然覚えてないんですけど・・・・。

何か蜀やたら出てなかったかい？しかも諸葛亮の十万の矢とか東南の風とか・・・。あったような覚えがあるんですが・・・。

すでに演義主体じゃないですか。史実に則ってねぇし、あの聞いた巷の噂はデマか！？なんて思った覚えがあって観る気もしてなかった。なので正直私レッドクリフって好きじゃない。

しかもやはりやはり、曹操様は悪逆非道、なんて描かれ方をしてたみたいで、先生から聞かれましたもん、必死に違いますって言っておいたけど・・・。

いや、曹操様を悪逆非道とか言ってたらね、後漢の権力者や群雄の主君たちも、そして劉備や孫権も・・・暴力沙汰起こすし悪逆非道とまでは言いませんが陰でかなりやらかしてますよ・・・。

曹操様を悪逆非道という人に聞きたいのは、「どこが悪逆非道なの？」ってことです。多くの人は「徐州で大虐殺したじゃないか」とか、「呂伯奢殺したじゃないか」とか言いそうですが、ちょっと待ってほしい。

まず、徐州で曹操様が虐殺を起こしたのは何故か。そもそもの根底にあるのは徐州刺史の陶謙が曹操様の父・曹嵩とその家族・家人を残らず殺したからじゃないですか。あれは親の仇討ちの延長線上で起きたことです。何があってもそんな関係のない人を巻き込むなんてと思う方は、じゃあ劉備は許されるのかと言いたい。彼の最期の戦いである夷陵決戦は何故起きましたか。あれでどれだけの人間が死にましたか？原理としては同じ話ですよ。何故曹操様は許されなくて劉備は許されるんですか？演義の謎です。だから演義からは悪意しか感じないと申し上げているのもまた事実・・・。

そして呂伯奢の件については、こんなものを取り上げて悪逆だの非道だのと言うのは私としては何とも軽率であろうかと思いますよ。
これは一言で済む話です。あれは事実ではない。それで終わりです。呂伯奢事件に関しては三つ程説がありますが、それが記してあるのは『魏書』・『曹瞞伝』・『雑語』だったかな…？最後の一つが曖昧ですが・・・(笑)
上記のものはどれも主観性が高く、史料としての信憑性は誠に低いものばかりです。それに各書で全く違う内容が書かれている。演義はただ都合のいい史料を持って来て描いているだけであってそれが事実ではありません。

他にもたくさんあるかもしれませんね・・・。だがしかし、曹操様を悪逆だと罵るに足るものは何一つない。それは演義しか知らない初心者が語る話しです。まぁ、三国志通にもそういう方は居るかもしれませんがそれはそれで良いでしょう。それは各個の自由です。

しかし、勘違いしないでいただきたいのは事実でもない創作話や目先の事実だけで善悪を判断してその人物の人物像を特定して欲しくないってこと。

嫌いなら嫌いでいい。好きなら好きでいいんです。それは価値観の問題ですし、他人がとやかく言うものではありません。しかし、何故その人が嫌いなのか、その人のどこが好きなのかを語るとなれば、演義の創作話を持ち出すのは野暮というものです。それは逆にその人物を本当に好きな人に失礼ですし。

私は常々この件について解せないことが多かったので内心苛立ちやら憤りやら憐れみやら・・・。そんなものを持ち続けました。横山三国志を真に受けて、「劉備って可哀想・・・」「曹操って酷い奴」とかって思うのならそれは三国志を語らない方が良いです。っていうか語るな・・・。本当にイライラしてくるから。

長くなりましたが今日はとりあえず何かレッドクリフの話をしようと思ってたのに別の方向に行ってしまったね(笑)

とにもかくにもこういうことです。私もまだまだ勉強不足ですが、偏りが凄まじいだけですので・・・(笑)
本当に魏のことばっか勉強してその他は完全放置みたいになってますからね(笑)
最近法正さんの正史の文章を読んだりもしてましたが卒論の関係で休止したままお蔵入りになりそうだし(笑)

ちょっと頑張ります。